さまざまな執念?

懐かしい渥美半島先端の海岸をポタろうと、小径車を2台積んでやってきたが海に白波が立つほどの強風だ。それにこの日は相棒もオイラも体調がよくない。無理をせずに日の出門の方へ海岸を歩いていた。

この砂浜を見ながらよく走ったものだ。5回、6回・・・・・  その砂浜を日の出門に向う10人ほどの子供達。気をつけるんだヨ、こないだも二人の大人が波にさらわれたばかりだ。ホラ、先生から離れずに。
それにしても、と思う。今回は時間の制約が厳しくたいして走れないことは分かっているのに、旅に出るときは自転車を積まずにおれない。それはオイラの自転車に対する執念?か・・・・  自転車を積まないと寂しい。



”執念”といえば4、50年前、山岳雑誌に秀山荘という山道具屋の広告が出ていて、なぜかよく覚えている。体中にザイルを巻かれた山屋のイラスト。ザイルの端は蛇の頭だ。曰く。
”オロチ(大蛇)より怖いザイルの執念”
これは40年前、沢登りにいつもお供した9mm×40mのザイル。現役を引退してからは、ガタのきた揺り椅子の修理に使ったり、ベランダから荷物の上げ下ろしに使ったり。そして捨てられない。
車でどこかへ出かけるとき、物置の自転車たちが声をかけてくる、”俺達も連れてってくれ”、と。車に自転車を積まないと何か忘れ物をしたような感じがする。自転車の念(おもい)がオイラに伝わるのか。





母の日に次男から送られたカーネーション
つぼみまで全部咲かす、と
かみさんは執念を燃やしている。


何の花だか分かりますか?
ジャガイモです。
裏庭に植えたジャガイモが花をつけました。



これは、草むしりしていた時、あまりに鮮やかに咲いているもんでむしり損なった花。
雑草にしてはいやに屹立している。
何年か前、裏庭に植えて枯れ果てた花の種が地中で耐えて、再び芽を出し花をつけたに違いない。
それは、花の執念というより、
生命のしなやかさの証し、に思えた。