2010-1-20 経ヶ峰819m


去年は夫婦で交互に病気をして山は3回しか登っていない。「今年は20回は登りたい」と、かみさんは張り切っている。
「シゲさん」にとって15年ぶり3回目の三重県津市郊外の経ヶ峰に登ることにする。平日だから登山口の駐車場には車1台位かな、と思って林道終点に着くと狭い駐車場にあふれんばかりに10台くらいの車が止まっていた。改めて暇な中高年の登山志向を再認識した。
山道は杉・桧の人工林で薄暗い。間伐が不十分なため木は密集して生育は悪く、日光が差し込まないので山肌の植生は乏しくほとんど何も生えていない。立ち枯れた倒木ばかりが目立つ。遠くから見れば緑豊かな山も近づいて見れば深刻な状態だ。

杉林を抜けると自然林が現れ一息つく。山桜も多い。山頂近くには馬酔木」の群落もあった。山頂一帯は避難小屋はじめ施設は整えられ安濃町の人たちがこの山に寄せる思いが伝わってくる。避難小屋に備え付けられたノートに「トイレの掃除に登ってきました」というものあった。「シゲさん」も自分の靴が土間に運び入れた泥を箒で掃きだしてから小屋を出た。