2010-2-13 東海道探訪 金谷宿〜由比宿へ


朝、家を出るときは雲ひとつない快晴。「今日は富士山が見えるぞ」と期待して東名を走るが静岡県に入る頃から東の空に不吉な雲が・・・。
金谷宿石畳茶屋駐車場に車をデポして9:50出発する頃はすっかり曇り空。いまにも雨が落ちてきそうだ。氷雨にぬれるのはごめんなのでザックに合羽を入れて出発。この時点で富士山を諦める。

急な坂を下りると目の下にJR金谷駅が。大井川鉄道もここから出ている。金谷の町を走っているとmcberryさんから電話。「今どこにいるの」。「走り出したとこ」。
宇津ノ谷のトンネルで待っていると言っていたが分かるかな?

大井川を渡り左岸の立派な自転車道を走る。河川敷では老人はゲートボール、若者はサッカーなど大勢の人たちが体を動かしていた。自転車もたくさんすれ違った。お目当てのギネスに載ってる蓬莱橋。渡ってる人物が遠目には寅さんに見える。

藤枝市街で道を間違え5〜6kmロス。またmcberryさんから電話。岡部宿の大旅籠で待つという。岡部の町へ入りうろうろして走っていくと、江戸時代からあるような旅籠の前でmcberryさんが待っているのを発見。温かいコーヒーの接待を受けた。
小さな峠宇津ノ谷のすぐ下に「シゲさん」のお気に入りの場所がある。山に抱かれているようなひっそりとした、間の宿宇津ノ谷だ。寒空の下観光客が三々五々歩いていた。mcberryさんにモデルになってもらって写真を一枚。

宇津ノ谷から国道1を快走して丸子宿へ。江戸時代から続くというとろろ汁屋。ガイドブックにも出ており大変な人気だ。あの阿川佐和子さんもここを取材している。この日も大勢の客がおり人並みが絶えない。元の写真には左に大勢写っているがトリミングでカット。
右の赤いのがmcberryさんの自転車。知り合いの自転車屋が作った100台限定のクロモリフレームだそうだ。この後丸子川沿いの自転車道(咲き始めた梅の花がたくさんあった)を走り用宗(もちむね)漁港へ。mcberryさんお勧めのしらす丼を食べた。

太平洋岸自転車道を走り三保の松原へ向かうが舗装があまりよくない。尻が痛くなるしスピードも出ない。羽衣の松に10年ぶりに対面し、清水市街を薩侘峠へ向かう。市街地の歩道の段差で疲労が重なる。mcberryさんは「ワシは尻の皮が厚いから」と平気らしい。クロモリフレームの振動吸収性がいいらしい。特殊な元素でも入っているのか?
15%もありそうな急坂を登って念願の薩侘峠へ。本当は富士山を写したいのだが、何もない空を写しても仕方ないので目を下にやり東名高速を写した。ここでmcberryさんとお別れ。ありがとうございました。

薄暗くなった街道を由比駅へ。疲れからかぼんやりとして駅を通り過ぎ数kmロス。由比駅前の大きなさくら海老。薄暗かったがよく写っていた。ほんとは土産に買いたかったが疲れていたのかそのままJRに乗り込んでしまった。走行距離89km。