2010-3-27 柘植余野公園から犬打峠


前日同行者を募ったらデビル伊賀さんから返事があった。”行けない”という。じゃぁデビルさんの分も一緒に走ろうと思う。
ここはJR柘植駅に近い余野公園。東海自然歩道の旅でよく利用した公園だ。桜がほころびかけていた。
この辺りは今朝、零度近くに下がったようだ。風が冷たい。冬支度で出発した。
走り出す。もろに向かい風だ。5年前のシゲならこんな向かい風では走らない。でも今は走る。シゲも進化した?

静かな地方道をつないで国道307に出た。
桜峠の辺りから笹ヶ岳を望む。この地方では高い山だ。だいぶ登られているらしい。いつか登ろう。
相変わらず向かい風。スピードが出ない。

信楽の南端に出た。
再び狸様のお出迎えを受ける。やっぱりみんなおっぱいがついている。オスはいないようだ。
国道307と県道5の分岐でしばらく思案。県道5を通って加茂へ出ようか。向かい風で疲れている。
といってもそれだと距離が50kmも出んかも知れん。それでは寂しい。
そんなにきついup-downもないようだ。朝宮から郷の口にでることにした。

トンネルを4つ潜って郷の口へ。適度なup-downだった。
郷の口からは東海自然歩道で辿った道を逆に走る。はじめそれほどきつい坂ではなく余裕だった。
車もほとんど通らない。
ところが終盤坂がきつくなった。喘いで峠へ。犬打峠は見晴らしもなく特に何もないがここでへたり込んでしまった。
峠から和束への下りが激坂だった。前へつんのめりそうだ。怖いのでビンディングを外して下った。

激坂をなめるようにして下った。
和束へ下れば一転してこんな里が迎えてくれた。優しい景色がうれしい。和束はお茶の里だ。
東海自然歩道でこんなお茶畑の中を鷲峰山へ登ったのは12年前のことだ。

締めくくりは木津川。
橋の上から豊かな流れを眺め加茂駅に向かった。

帰りは加茂駅から柘植駅まで輪行柘植駅で下りた乗客は数人。駅前には客待ちのタクシーが1台。
静かというよりは寂しい風景だった。
まあ、でも、シゲは自己満足に浸っていた。”知らない土地を自転車で訪ねる”という目的は果たしたのだから。
走行距離67km。累積標高ざっと600mか?