寝台車


団塊の世代がリタイアし始めて社会がひとつ変わろうとしている。その一つがキャンピングカーの増大だ。
どこの高速のSA・PAでは夜、必ず1台や2台のキャンピングカーが止まるようになった。車のシートを倒して寝ているカップルも多い。
10年ほど前からおいらは足を伸ばして眠れる車を探していた。ところがキャンピングカーでは日常の使い物にならない。買い物に出かけるのにキャンピングカーを使うわけにはいかない。
そうかと言ってシートを倒して寝るのは好かない。第一寝た気がしない。そこで見つけたのが5年前に買ったこの車。T社製の5ナンバーのミニバン。「yy」とあるのは「わいわい騒ぐ」意味だと思っている。


このミニバン、通常は3列シートだがyyに限って2列シートで、後部車内に大きな空間ができる。後部座席を倒すとこのように広々とした寝室空間ができる。
床下にはコンロとか炊事道具とか生活用品が収納できる。もちろん寝袋も。
ところが腰にあたる部分に段差ができ、どうも寝る時気になる。

そこで作ったのが蛇腹状の補助具。
ホームセンターで買った定尺板をノコで切ってガムテープでつないだだけ。これを段差部分に当てると違和感解消。
材料費400円弱。折りたたむので収納も便利。

大人2人が足を伸ばしてゆったり眠れます。
身長が175cmを越えると足がバックドアにつかえ窮屈になるので、さらに別の補助具で頭を前方へずらします。
3人でも寝られますが窮屈になるので寝たことはありません。3人の場合はテント持参です。
自転車3台とテントを積んで、しまなみ海道も行きました。佐渡島も行きました。またやってみたいなぁ。
この車で、寝袋で寝たのは100回近い。宿泊代を考えると、そろそろ元が取れる頃だと考えている。