100円の為替証書

8月12日21:30。川越から帰って最寄り駅の有料駐輪場へ自転車をとりに行った。
100円硬貨をチャリンと入れる。
あれ?ロックが外れんがや。何でだ。
ガチャガチャ。押しても引っ張ってもねじってもダメ。外れん。
管理人はとっくに帰って誰もおらん。
熱帯夜、汗まみれでガチャガチャ。蚊が攻めて来る。かゆいかゆい。
掲示板の案内にしたがってサポートセンターへ電話した。
応対に出たお姉さんが「もう1回硬貨を入れて試してください」という。
しゃあない、あとから返してもらうぞ、と思いながらまた100円硬貨をチャリンと入れる。
やっぱりダメだ。
「係りのものが行きますからしばらくお待ちください」と、お姉さん。
「どのくらい待つの?」
「30分くらいと思います」
駐輪場から家まで歩いて十数分の距離だが来ると言うから待つことにした。
ところが、暑い夜、蚊に食われて30分待ってもこない。
もう一度サポートセンターへ電話。
俺:「まだ来ないよ」
姉さん:「そうですか、もう一度催促してみます」
俺:「いいかげんにしてよ、電話代だってバカにならないよ」
姉さん:「お客様の使って見えるのはフリーダイヤルです」
俺:「・・・・・・」
50分待っても来ないから歩いて帰宅。
自転車に”外したら電話して”と電話番号を書いた紙切れをはさんでおいた。
結局電話はなかったから誰も来なかったのだ。
堂々と嘘をつかれたのだ。
「100円は為替証書でお返しします」というお姉さんの言葉を信じて待っていたが1週間たっても為替証書は来ないので、
駐輪場へ出向いて事務所のおばさんに聞いてみた。
おばさん:「え?まだ着いてないですか?」
俺:「着いてないよ」
しばらく事務所の中を探していたおばさん:「すみません、まだ手続きがしてありませんでした」
やっぱり、何にもしてなかったんだ。
そして、苦労して手に入れた100円の為替証書。