今日から抗がん剤3rdステージ開始

2010年9月3日 3回目の抗がん剤を投与した。2回目の抗がん剤副作用は1回目の時と比べればきつく出た。
まず、投与当日の夜に起きたしゃっくり。抗がん剤の副作用でしゃっくりが出ることは知っていたがこんなにきついとは・・・・。何をやっても止まらず、全然眠れない。
翌日病院は休みだけど救急センターに駆け込み、しゃっくり止めの薬をもらった。これが効いたのか、間隔は徐々に遠のき納まって行った。最初の入院の時、隣のベッドの畳屋さんがしゃっくりで苦しんでいたのを思い出す。
続いて発熱。しゃっくりが収まったと思ったら今度は熱が出てきた。白血球が減っているので感染症には厳重注意との事。38℃以上になると肺炎を併発する危険があるので真夜中でも病院に来るようにといわれている。肺炎の発症は今のshigeにとって危険信号なのだ。あの本多美奈子も白血病の治療中、肺炎を併発して亡くなったらしい。
それが徐々に上昇し38.2度まで上がった。土曜日の夜だったが、もう一度計って38℃以上あったらタクシーで病院へ駆け込もうと入院の支度までして体温を測った。祈るような気持ちで体温計を見る。37.9℃・・・37.8℃・・・・今度は37.6℃・・・ヤレヤレだった。
食欲もなかなか回復しなかった。ビールなんか見ると吐き気を催すぐらいだ。1回目の投与の後は数日後にもう、ビールが飲みたくて、飲みたくて我慢するのが大変だったのに。今回、ビールが旨いと思うようになったのはつい数日前。

それに、倦怠感がいつまでも抜けない。散歩もするのも大変。以前は歩くのが遅い相棒を何回も立ち止まって待ったものだが、今はとてもついていけない。ノロノロノロ・・・・・。もう散歩もしなくなった。
白血球の減り方も早くて、1回目は減っても下限値を割らなかったが、今回は軽く下回ってしまった。今日、投与前の採血で調べたら、1週間前よりは回復しているが、それでも下限値に達していない。担当医はしばらく採血結果を見ていたが「いいでしょう、やりましょう」とのこと。できればもう少し回復するまで延期したかったが、ここは毎日肺がん患者を診ているDr・に従うしかない。
3回目はどんな副作用が待っているのだろうか? shigheの心象風景は黒い海鳥が舞うこの荒海みたいだ。不吉な写真だ。いや、この写真が不吉なものに見えてしまうことに問題があるのだろうか? この”出口の見えない状態”の向こうに待っているものは何だろう? 何だろう・・・・? あたりまえだ、”希望”以外は考えられないじゃないか。

その”希望”を託すshigeの希望グッズ。左からアームストロングのリストバンド。南知多浄土寺で求めた「御石」。ルルドの泉から送られたルルドの泉の水で作られた飴(フランスからの輸入品)。いずれも霊験あらたかなグッズたちです。
この3週間、無事に乗り切ることができますように